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【長崎】「母は殺された」 事件化求め遺族が告訴

2021年04月20日

長崎県西海市で行方不明となり、遺体で見つかった高齢女性の長男が「母は何者かに殺害された」として県警に告訴状を出しました。長男の田川義久さんは「どうしても警察の説明に納得がいかない」と話します。2019年5月6日、西海市西彼町鳥加郷の田川タケさん当時89歳は、突然、自宅からいなくなりました。去年7月、自宅横の用水路と、自宅から約150メートル離れた田んぼ、自宅から約1キロ離れた山中、合わせて3カ所で遺体の骨の一部が見つかりました。田川さんは足が悪く、普段は自宅から約150メートルの親戚の家に行くくらいしか外出はしなかったということです。遺族代理人の東島浩幸弁護士は「(骨が見つかった山は)長靴を履いて杖を突きながら段差があるところを登って行く。タケさんは足が悪い上に当日履いていたのはサンダルです。下着については、肩の下にちょっと穴が開いているが、動物が噛み付いた痕なのかと言うと、その上に着ていたであろう割烹着風のものには、そういった穴は開いていないので、動物につつかれたり噛まれたり食われたりという痕が一切ない。田川タケさんの死亡及び遺体発見までの中で、犯罪が介在している可能性は極めて高い」と話しました。長男の義久さん(71)は去年8月、母は事件に巻き込まれた可能性が高いとして、西海署に捜査願いを出しましたが、「事件性はない」と言われました。これを受け遺族は20日、弁護士と共に県警本部を訪れ、「誰かが母を殺害し、死体を遺棄した」として捜査するよう申し入れる告訴状を提出しました。県警は「内容を精査する」としています。