長崎大学「認知症予兆検知システム」実証実験公開
長崎大学が開発している認知症の予兆を検知するシステムが公開されました。長崎大学はIoTやAIを活用して認知症の予兆を検知するシステムを開発していて、1月までの2カ月間、長崎市内3つの一般家庭で実証実験をしました。通信機能のあるセンサーを扉やゴミ箱などに付けて生活パターンを把握するほか、対象者の腕に付けたスマートウォッチが話しかけて会話します。長崎大学大学院工学研究科の小林透副学長は「今回の実証実験の目的は認知症という病気にどの程度近づいているか定量的に把握すること」と話しました。生活パターンや会話の内容からAIが認知症の疑いを診断します。研究チームはコロナが収束した後、高齢者施設などでも実証実験を進める方針です。