ニュースNEWS

世界遺産の構成資産「中江ノ島」で清掃活動

2020年08月04日

かくれキリシタンの聖地平戸市の世界遺産・中江ノ島で清掃作業が行われました。平戸島北西岸の沖合約2kmに位置する「中江ノ島」。世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつです。東西約400m、南北約50mの無人島です。先月31日(金)、平戸市の職員など8人が上陸しました。2017年7月以来3年ぶり2度目となります。中江ノ島に大型の船は横付けできません。海の上でろ漕ぎの小船に乗り換え島に向かいました。上陸の目的は世界遺産登録2周年を迎えた島の現場観察と清掃です。祈りの島には多くのゴミが流れ着き海岸に広がっていました。牧山貴光「中江の島に渡ってきました。岩場を見るとこのようにペットボトルや漁具などが散乱しています」約1時間かけ足場が悪い岩場を移動しながらペットボトルや漁網、流木などを拾いゴミ袋に詰めてきました。平戸市文化交流課の今村達也課長「世界遺産の現場確認をすることと合わせて清掃活動を行い、この歴史的価値があるものを守っていきたい、次の世代に私たちは受け継いでいかなくてはいけないという思いでいっぱいです」中江ノ島は禁教時代初期に平戸藩によるキリシタンの処刑が行われた記録があり、現在の生月のかくれキリシタンにとって聖水を採取する重要な聖地です。平戸市学芸員の中園成生さん「この場所ではかくれキリシタンの人たちが聖水、行事に色々な形で使う例えば洗礼だとか家のお祓いとかに清めに使ったりする聖水であるお水というのを取るためのお水取りという行事を行ってきました」中園さんに「お水取り」を再現してもらいました。平戸市学芸員の中園成生さん「葉っぱから滴ってくるこんな状態ですね。こういう取り方です。神聖な空間だというところがあり聖地性がゴミとか特に大型のプラスチックゴミとかそういうのがたくさん来ると信者にとっても幻滅するところがあると思うんですね」7月の大雨の影響で「お水取り」の現場が崩れていないか心配していましたが確認した結果異常は見つかりませんでした。集めたごみは1トントラックの荷台いっぱいになりました。