週末に急増、新型コロナ117人に
県内の新型コロナウイルスの感染者は、クラスターが発生した長崎北陽台高校と、北陽台高校の男性教諭らが利用した飲食店を中心に感染者が増えています。県内の感染者は土日で41人、きょう5人で累計117人となりました。クラスターが発生した長崎北陽台高校で最初に感染が判明した20代の男性教諭は、感染が判明している諌早市立上山小学校の20代の男性教諭や福岡県の友人ら5人と、先月25日、諌早市永昌東町のスナック「プレシャス」を利用しました。そのスナックには同じ時間帯に、大村市初の感染者となった20代の男性会社員も会社の同僚といました。この会社員も先月18日、買い物で福岡に行っていました。このスナックの客と従業員、それぞれの濃厚接触者らを含む感染者は36人にのぼっています。このスナックがクラスター(集団感染)に該当するかは、派遣要請した厚生労働省のクラスター対策班が到着次第、意見を聞いて判断するとしています。きのう会見した中村知事は企業や教育関係者に対し、「健康管理アプリなどを活用して従業員らの感染を早期に把握すること」、若い世代に対しては、感染リスクが高い場所への立ち寄りの自粛や慎重な行動を要請しました。