体重111キロ。身長181センチ。普段は報道記者として働く中嶋航大記者(31)が、街頭でおすすめグルメを聞き込み取材。街のリアルな声をもとに長崎の「うまい」を探し歩きます。
今回の舞台は、東彼・波佐見町。照り付ける日差しのもと、街中を歩いての情報収集。交通量の多い県道沿い、家々が建ち並ぶ住宅街の路地裏も。とにかく足で稼ぐスタイルで、歩いて、歩いて、歩きますが、人通りはまばら。有力情報を得られないまま時間だけが過ぎていきます。
紹介していただいた店があったものの取材NG。気が付けば、シリーズ最長の7時間超となっています。途方に暮れているところに流れを変える出会いが・・・
満腹記者:
こんにちは。突然すみません。朝からずっと聞き込みをしていて全然取材ができていなくて…
女性:
わ~大変ですね!
満腹記者:
もしよかったら波佐見町のおすすめの店をご存じありませんか?
女性:
『コーヒームスメ』さんとかは?三姉妹がしているカフェで、スイートポテトがおすすめ。でも今の時間は開いていないですね…
営業時間外ということですが、とにかく行ってみることに。不安を覚えつつ、愛犬を散歩中の女性イチオシ、波佐見町の「コーヒームスメ」にロックオン!
満腹記者:
こちらがコーヒームスメさん。ただ、あそこ完全にクローズの文字が
時刻は午後7時。望みは絶たれたかに思われましたが・・・ 店に車が入っていきます。
満腹記者:
お店の方ですか?すみません突然、NCC長崎文化放送なんですが…
森永義一さん:
午後5時までなんですよ。今ちょうどガス屋さんが修理に来ていて「今終わったので」と連絡あったので。
現れたのは、店を切り盛りしているという三姉妹のお父さん森永義一さん。「いつもだったら飲んでいる時間」だそうですが、長時間のロケが生んだ偶然の出会い!娘さんに確認していただけることに。「別の日になら」と、取材OKいただきました。
波佐見町稗木場郷、県道1号沿いで営業する「COFFEE MUSUME(コーヒームスメ)」。自家焙煎のコーヒーのほか、オリジナルのスイーツも提供しています。
店にいたのは、長女の安田珠実さん。おすすめと聞いた「スイートポテト」について聞いてみると…
安田珠実さん:
人気です。週末は100個くらい売れます。
ということで、人気の「スイートポテト(585円)」とブレンドコーヒー「MUSUME BLEND(395円)」をいただきます。
満腹記者:
スイートポテトめちゃくちゃ大きいですね!すごい存在感!うわっすごい!…めちゃくちゃ濃厚な感じが、いただきます!
食べてみると、とろっとねっとりとした濃厚な芋の甘さ。そして、ふわっと香るシナモン。
満腹記者:
カスタードに近いような…
安田珠実さん:
そうですね。そのくらいなめらかにしています。芋はシルクスイートを使っています。
シルクスイートを丸ごと、1時間以上かけてじっくりオーブンで焼き上げ、中身を丁寧にくり抜いてペーストに。加えるのはほんの少しの生クリームや砂糖、シナモン。甘さのほとんどは、芋が持つ自然な甘みです。
コーヒーは、苦味を抑えています。
満腹記者:
え?これブラックですよね?ん~甘い!
安田珠実さん:
甘い感じがしますよね。飲みやすくブレンドしています。
コーヒーは、生豆を仕入れ、季節毎に産地を変えてブレンドしています。スイーツの甘さをそっと引き立てる、やさしい味わいです。
2020年に三姉妹で始めた「コーヒームスメ」。今年で創業6年目を迎えました。今年4月にはカフェスペースを拡張し、リニューアル。店内でゆっくりと過ごすお客さん多いそうです。
満腹記者:
どんなお客さんが多い?
安田珠実さん:
おじいちゃん、おばあちゃんもかなり多いですね。最初は波佐見で一番のカフェになろうと始めたんですけど、地域の方はもちろん、県外の人も来てくれるようになったので、長崎に来たら寄ってもらえるような場所になれたらいいなと思っています。
ようやく出会えたこだわりスイーツとコーヒー。コーヒー豆やスイーツは、テイクアウトでも販売しています。COFFEE MUSUMEを目的に波佐見に行くのも納いいなと思いました。
COFFEE MUSUME(コーヒームスメ)
住所 波佐見町稗木場郷119-1
電話 0956-85-7229
営業 9:30~17:00(16:30 L.O.)
休み 日曜