Youtube

YouTube

2025/08/08

マレーシア人留学生イマン 長崎市平和公園周辺を歩く③ 鳴り響け平和の鐘

マレーシアから長崎大学に留学しているアハマド イマン ハムザ ビン アハマド スフィアンさん(22)愛称イマン。 長崎在住4年目の彼が、番組の企画で長崎市の平和公園とその周辺を歩きました。

250606_100904_05

「長崎市永井隆記念館」で永井博士の孫 徳三郎さんに会い、永井博士の「隣人愛」について話を聞いたイマンは、原爆で大きな被害を受けた浦上天主堂を目指しました。

250606_101410_06

爆心地から約500mにあった天主堂は、原爆で建物のほとんどが破壊されました。多くの信者たちも亡くなりました。倒壊した鐘楼は、今もそのままの姿で残されています。

250606_101307_15

イマン
「そのまんまですね。被害の一部が保存されているのは、とても大事だと思っています。実際に見ないとわからないということもありますから当時の被害の大きさがわかるように残すのは非常に意味があると思います」

250606_101319_29

浦上天主堂主任司祭の山村憲一神父を訪ねました。

250606_101352_05

山村神父
「原爆が炸裂した直後は鐘楼は残っていたんですよ。爆風に耐える形で。しかしその日の夜になって崩れ落ちたんです」

250606_101326_00

2つの鐘楼にあった鐘のうち南側の鐘は、がれきの中から無傷で見つかり、今も現役です。大破した北側の鐘は無残な姿で戦争の悲惨さを伝え続けています。

250606_101415_18

天主堂は1959年に2つの鐘楼を持った姿で再建されていますが、戦後80年北側の鐘は失われたままになっています。

250606_101428_27

ところが今年、失われた鐘が復活することになりました。アメリカのカトリック信徒らが、「同じカトリックという宗教を守っている人たちを自分たちが助けよう」という考えのもと、募金などで資金を集め、新しい鐘を贈ってくれたのです。寄贈された「希望のカテリの鐘(仮称)」は、北側の鐘楼に吊り下げられます。

250606_101446_19

山村憲一神父
「戦争で傷ついたものを元に戻す力を私たち人間は持っているんだなと感じています。これが平和へとつながっていくように」

250606_101538_19

8月9日の午前11時2分 80年ぶりに双塔の鐘が鳴り響きます。

250606_101523_03

イマン
「ここならではの歴史とここならではの学びが得られました。貴重な話も聞けたし、それを通して被爆地長崎は特別な場所だなと思いながら歩きました」

250606_101553_19

ノーモア・ナガサキ194508091102
8月9日(土)0:00~24:00 
NCC公式YouTubeチャンネルで24時間放送

おすすめ記事

マレーシア人留学生イマン 長崎市平和公園周辺を歩く①「あなたにとって平和とは」

8/2(土) 07:00

マレーシア人留学生イマン 長崎市平和公園周辺を歩く①「あなたにとって平和とは」

NCC公式アカウント

サイトマッププライバシーポリシーお問い合わせ

Copyright(C) NCC 長崎文化放送 . All rights reserved.