中継は“坂があるから上りたい”
今回はスタジオからスタート!ちんねんさんが平和をテーマに、山王神社のクスノキを目指して坂道を歩きました。
40年ほど坂本で営業している廣瀬写真館に立ち寄りました。通りに面したショーウィンドウには、戦前戦後の写真が飾られています。
こちらは、ご近所の方から寄せられたという写真。山王神社の参道にある一本柱鳥居がまだ完全な形であった被爆前のものです。
被爆して10年後の写真も。一本柱となった鳥居のむこうには復興したまちの姿も見られます。
町のみなさんと紡ぐ、平和のアルバムです。
再び、山王神社を目指して歩きます。
原爆の悲惨さを現代に語り継いできた一本柱鳥居です。
鋭利に切り取られたような形から、爆風のすさまじさが伝わってきます。
石畳を進んでいくと、山王神社にそびえる2本のクスノキが見えてきました。
被爆により幹が焼かれ、葉も燃え尽きたクスノキ。2ヶ月後には奇跡的に新芽を芽吹き、次第に樹勢を取り戻したそう。強くたくましい生命力を感じます。
樹齢600年と言われているクスノキ。被爆の悲惨さや復興していく長崎のまちを見てきたこのクスノキは、平和を継承していくうえでとても大切な存在だと、山王神社 禰宜の舩本さんはおっしゃいます。
被爆80年を迎えた今、改めて平和について考え、次世代に継承していきたいですね。