
長崎県の魅力ある水産物を後押しする「推し魚(おしうお)プロジェクト」の第4号に、全国トップクラスの漁獲量を誇る対馬市の「アナゴ」が選ばれました。
長崎市でお披露目会が開かれました。
牧山貴光記者:「対馬直送のアナゴ、これから旬を迎えます」
対馬沖の水深150メートルから200メートルの海で育つ「アナゴ」は、一般的なアナゴに比べ、約1.5倍という脂の乗りの良さと、肉厚な身が特長です。
漁は、対馬伝統の「はえ縄式あなご籠漁」で、一本一本丁寧に水揚げされます。福岡や東京などの市場では、1キロあたり2500円以上の高値で取り引きされる極上の素材です。
平田研知事:「生きたアナゴを見るのは初めて。こういう色なかなかよく知らなかった」
お披露目会では「アナゴ」を観光資源として磨き上げ、情報発信などに取り組もうと、県と対馬市が連携協定を結びました。
会場では、白焼きや天ぷら、すしなどに加え、普段なかなか味わうことのできない「刺し身」も振る舞われ、平田知事らは、珍しい味を確かめていました。
平田研知事:「アナゴのお刺し身食べることなかなかないんですけど、脂が乗って本当にものすごくいい味です。おいしいです。やっぱりこれが推せる味ですね」
対馬市の2024年の「アナゴ」の漁獲量は約333トンで、長崎県全体の9割を占めています。一方で、漁獲量は年々減少していて対馬市の比田勝市長や漁業者は、県の「推し魚(おしうお)」に選ばれたことで、消費拡大につながると期待しています。
比田勝尚喜対馬市長:「(推し魚選定は)対馬市の代表としても大変うれしく思っておりますし、対馬のアナゴをもっともっと全国的にPRしていければいいなと思っております」
アナゴ漁一筋40年赤木正男さん:「私個人としてはなるべくしてなったんじゃないかなと思っております。自分が取ってて、これだけ良い魚はないと思ってるし、全国でも一番だと思っている」
「推し魚(おしうお)」は、その産地ならではの食を堪能できる魚を県が選定する取り組みです。第1号は新上五島町の「養殖マグロ」、第2号は松浦市の「マアジ」、第3号は平戸市の「シイラ」が選ばれています。
県と対馬市は今後、食体験を通じた観光客の誘致に力を入れていく方針です。