知事が、石木ダム反対住民の意見を聞きました。
石木ダム反対住民:「利水面でも治水面でも石木ダムは不要な事業です。強制収用までして造るべきダムではありません。半世紀以上にわたって地域住民を苦しめてきた回復不可能で、重大な人権侵害です」
県と佐世保市が東彼・川棚町で進める石木ダム事業は、1975年度の国の事業採択から半世紀が過ぎた今も完成に至っていません。2019年には、土地収用法に基づく手続きで、反対住民13世帯の宅地などの所有権が県に移りました。
県は、家屋の撤去などを行う行政代執行に踏み切ることも、法的には可能な状態です。
3月に就任した平田知事は、7月以降、8回にわたり、有識者や佐世保市などから意見を聞きました。
最終会合には、建設予定地の川原(こうばる)地区で暮らす13世帯40数人のうち、9世帯16人が参加し、事業の中止を求めました。
反対住民:「川原の地で心豊かに生活をしている私たちの暮らしを権力で奪わないで下さい」
反対住民:「みんなで楽しくダムでの不安のない生活をしたいです。1日も早く、ダムの中止をお願いします」
平田研知事:「川棚川の河川整備計画を考える中で、或いは石木ダム事業の在り方を考える中で、技術的な側面と社会的な側面、両方があろうかということで、そういう意味で、それぞれの問題意識を深める上で、必要な方々にお話を聞いてきたというふうに思っておりますので、そういう意味でほぼほぼ私としては、聞くべき話については伺ったと思いますし、これを基に整理をしていきたいと思っております。あまり間を置かず判断していきたい。年を越すとかそんなにはならない」
知事は、川棚川水系の河川整備計画を変更する必要があるかどうか、年内をめどに判断する方針です。