3月2日に就任した平田研知事が、早くも県の重要課題に着手です。県と佐世保市が建設を進める石木ダム事業をめぐり、建設予定地に暮らしていた元住民と面会しました。
就任4日目にして、東彼・川棚町石木郷を訪れ、10世帯10人の元住民と面会した平田知事。冒頭の挨拶で、「重い決断をして事業に協力していただいた方々の思いをしっかり受け止め、今後の事業の推進に当たりたい」と述べました。
石木ダム事業を巡っては、建設予定地に暮らしていた67世帯のうち54世帯が事業に協力して転居。しかし、2019年9月の強制収用で、全ての土地の権利が県に移った後も、反対する13世帯が暮らし続けています。
事業に協力した元住民:
「あまり長くなりますと私たちも墓の中から見とかんといかんごとなりますから、進めてください」
平田知事:
「令和14年という完成のスケジュールも決まっているわけでありますので、そこに向けて最大限努力はしていく。ただ他方で、色んな意見を聞いていくことも大事だと思っていますので、そうしたこともしながら、スケジュールは当然念頭に置いて、事業を進めていくということだと思います」
石木ダム建設「推進派」の知事は、河川整備計画について有識者に意見を聞く「流域委員会」を設置する意向を示しています。
平田研知事:
「流域委員会が事業にどういう影響を与えるのかということについて、ご心配されておられるということはきょうお話を聞いてよく分かりました。有識者の意見を改めて伺うと、そういう場を設けることについては意味があると思っておりますので、予断を持たずにお話自体はよく伺って、知事として判断していくということかと思っています」
知事は反対派の住民にも面会を求めていましたが、反対派住民から13世帯の全員がそろったタイミングでの面会を求められたため、5日の面会はかないませんでした。