旧長崎市役所跡地に建設予定の新たな文化施設について、市は来場者向けの駐車場を設けない方針を、市の文化振興審議会で説明しました。
委員からは、駐車場の必要性を訴える意見が出されました。
長崎市桜町の旧市役所跡地には、ホールなどを備えた新たな文化施設を建設し、余剰地にNHK長崎放送局が移転・新築する方向で市が協議を進めています。
この文化施設について、市は、財政負担の軽減や、周辺に駐車施設が十分にあるとして、一般の利用者向けの専用駐車場を設けない方針です。
また、跡地に隣接する市営桜町駐車場は、2029年度に廃止する方針であることが、市議会9月定例会で示されています。
建築から55年が経過し、老朽化が進んでいることや、利用者の減少で2030年度以降は赤字が見込まれることを理由に挙げています。
市の文化振興審議会では、跡地整備事業や駐車場について説明がありました。
荷さばきや障がい者用の駐車スペースは設置する方向ですが、委員からは懸念する意見も出ました。
永留敦朗委員:「ベビーカーを押して坂を上っていくお母さん、こういった方もおられるんですよね。こういった方を想定して計画を立てないと、なかなか市民に愛される施設にはならないんじゃないか。こういった施設には一定の駐車場が必要かなと思いますので、もう一度知恵を絞っていただけないか」
中村結花委員:「資料に『少なくとも身体障害者用1台以上』と書いていますけど、1台(だけ)というふうにならないようにしてほしい。料金面も市民にやさしく、公共施設は考えていってほしい」
また、桜町駐車場の存続を求める意見に対し、市側は改めて財政的な面で難しいと説明しました。