トランスコスモススタジアム長崎で県高校新人陸上が行われ、高校1・2年生の選手たちが各種目3位までに与えられる九州大会出場権をかけて争う中、注目を集めたのが女子100mです。
優勝候補は、諫早農業1年の北愛莉選手。7月には今季の高校1年生全国ランキングでトップとなる11秒71(追い風1.6m)をマーク。今夏のインターハイでは、1年生ながら準決勝に進出。今大会でも予選・準決勝と大会新記録をマークし、決勝に進みました。
北選手は「スタートが私は短所なので、スタートをできるだけ焦らずに出て、後半の伸びがうまくできれば11秒7台・8台が出ると思うので、11秒台が出るように頑張りたい」と話していました。
そして、もう1人の注目選手が長崎日大1年の今村好花選手。今村選手は、今年のインターハイ女子100mハードルで1年生ながら5位入賞。今回は専門ではない100mに出場しました。
準決勝では12秒56(向かい風0.3m)で組トップ通過。「ハードルにつなげられるような走りができたらいいなと思って、100mに出ました」と、今大会への狙いを明かしました。
北選手と今村選手、この2人にはある共通点があります。ともに、今夏のインターハイで長崎県勢初の2冠を達成した長崎日大3年・吉永優衣選手の後輩です。
今村選手にとっては同じ長崎日大高の先輩。そして北選手は西諫早中時代の後輩にあたります。憧れの先輩の背中を追いかける2人が、決勝の舞台で競い合いました。
スタートはほぼ互角でしたが、レース中盤から北選手が抜け出します。持ち味の抜群のピッチの速さを武器に、そのままフィニッシュ。タイムは11秒84(向かい風0.6m)。「11秒台を出す」というレース前の言葉を実現し、大会記録を更新して優勝しました。
2位には長崎商業1年の平田和花選手、3位には今村選手が入り、九州大会への切符をつかみました。
高校に入ってから北選手が力を入れているのが、ウエイトトレーニングです。週に2~3回取り組み、さまざまな種目を行い、1回のトレーニングで合計13トンを持ち上げるといいます。
北選手は「中学の時は筋力がまだあまりついてない段階だったんですけど、高校に入ってウエイトトレーニングを取り入れているので、そのおかげ」と、自己ベスト更新の要因を振り返りました。
そして、北選手が目標にしているのが、憧れの先輩・吉永優衣選手です。「吉永優衣ちゃんがずっと憧れなので、優衣ちゃんのタイムを抜かせるようにこれから頑張りたい」と話しました。
また、4×100mリレー・通称「4継」では、男女ともに長崎商業が優勝。県高校新人陸上の九州大会、全九州新人大会は10月9日から福岡県で開かれます。