夏休み終盤の8月下旬、壱岐市で中学生を対象とした野球交流会が開かれました。交流会には壱岐島内から約50人、県内のほかの地域から28人が参加。
壱岐市に本社を置くリーフボールジャパンとNCCが主催し、野球を通じて地域やチームの垣根を越えた交流を深めました。
参加者を指導したのは、清峰高校出身で、広島東洋カープで活躍した元プロ野球選手の今村猛さんです。今村さんは長崎県勢として唯一、甲子園で優勝投手となった経験を持ちます。中学生たちは、プロの世界で培った技術を直接教わろうと、積極的に今村さんへアドバイスを求めました。
交流会では、遠投対決やロングティーによるバッティング対決も行われ、それぞれの種目で上位に入った選手たちは『今村猛に挑む1打席ガチンコ勝負』に挑戦。
代表して4人の中学生が元プロの球を実際に打席で体感しました。
夕食には、参加者みんなでバーベキュー交流会も開催されました。JA壱岐市から壱岐牛や米、野菜などが地元の漁師からはイカが寄付され、壱岐の食材を囲みながら交流を深めました。
翌日は交流試合が行われ、子どもたちは前日に今村さんから教わったことを実戦の中で試しました。その中で、特に試合を楽しみにしていたのが、中学3年生の水谷飛翔さんです。
水谷さんは野球が大好きですが、現在チームには所属していません。普段は公園で走ったり、壁に向かってボールを投げたりしながら、自分のフォームを考えて練習しています。
そして迎えた交流試合。水谷さんは人生で初めてマウンドに上がりました。初めてのマウンドという緊張もあり、思うようにコントロールできない場面もありましたが、仲間の声援を受けながら、今村さんから教わったことを胸に最後まで投げ抜きました。
交流会を終えた今村さんは「僕としても初めての経験ですごく僕自身も楽しかった。子どもたちもすごく楽しいと言ってくれたので、またこういうことをやりたい」と話しました。