宅島グループ所属のプロスプリンター・池田成諒選手。男子100mの長崎県記録保持者で大卒3年目の選手です。
2月にシーズンインすると初戦で10秒5台、3月には追い風参考ながら10秒3台を記録し、順調なスタートを切りました。しかし、その後は足のトラブルもあり、思うようにパフォーマンスを発揮できない時期が続きました。
「5月とかまでがなかなか思ったようにパフォーマンス出せなくて、悩ましい時期ではありました」
今シーズンは5月下旬までに11レースに出場。日本選手権への出場を目指しましたが、資格記録を突破できず、大学4年から続けていた出場が4年ぶりに途切れました。
「5月いっぱい、なんとか出られるように頑張ったんですけど、結果的に力不足で出場できなくて。すごく悔しい部分もあったんですけど」
一方で、確かな精神的成長もありました。
「『木を見て森を見ず』。目の前の木を見て、そこに一生懸命やっても、最終目標であるところにたどり着けないケースをここ数年、痛いほど経験してきたので」
目の前の結果だけではなく、最終的な目標から逆算して取り組むことを意識するようになったといいます。
「日本選手権の決勝に残って勝負すること、代表になることが目標なので。そのためにどういうことをやるべきなのか、というところは、すごく意識するようになりました」
次のレースは9月、京都で行われる全日本実業団陸上。約4カ月ぶりの実戦となります。シーズン後半は、来シーズンの国内グランプリレースへの出場につながる記録を残すことが大きな目標です。
「そこに出られるだけの記録を残すのが今シーズン後半の大きなタスク、仕事になります」
『9秒台』という目標に向け、悔しさを糧に成長を続ける池田選手。シーズン後半の走りに注目です。