
長崎市の水道料金について、改定を検討してきた審議会は、平均12・27%の値上げが必要だとする意見書を、市長に提出しました。
長崎市では、人口減少によって水道料金の収入が減る一方、物価高や施設老朽化により、維持や管理のコストは上がっています。市は財源確保に向けて、2025年度から水道料金の改定を審議会で検討してきました。
意見書では、2029年度に水道事業の単年度収支が赤字になる見込みのため、平均12・27%の値上げが必要だとしました。基本料金はすべての口径で値上げし、水の使用量に応じた従量料金は、毎月10立方メートル以下は引き上げる一方、大量の水を使う事業所への依存度を下げるため、毎月101立方メートル以上は引き下げます。
市上下水道局が審議会で示した試算では、一般家庭の水道料金は1カ月あたり税抜きで395円増え、単身や2人世帯は現在の1505円から1900円に、3~4人世帯は4105円から4500円に、5~6人世帯は6705円から7100円になる見込みです。
鈴木史朗市長:「市民の皆様のご理解無くしてですね、こういった水道料金の改定ということは難しいと思いますので、例えば住民説明会などを実施するなどしていただいて、住民の皆様にきめ細やかなに丁寧に説明していただきたい」
宍倉学会長:「市民生活に大きな影響があるものになりますので、慎重な検討を重ねて、市民生活への影響と、事業の安定的運営のバランスを踏まえた結果、今回のような結果に至った」
市は今後、住民説明会を開くなどし、2028年度内の議決を経て、2029年4月から新料金を始める予定です。