平和祈念式典で、「平和への誓い」を読み上げた被爆者・本村チヨ子さん(87)。平和公園には、本村さんを見つめるアメリカ人女性の姿がありました。
ドリンダ・ニコルソンさん90歳。1941年、6歳の時、真珠湾攻撃に遭った体験を語り継いでいて、去年12月、「対話の旅」でハワイを訪れたチヨ子さんと出会いました。
チヨ子さんにとって、原爆を落としたアメリカに対する価値観を変えた人で、チヨ子さんの誓いを聞くために単身長崎を訪れました。
本村チヨ子さん(87):
「ベストフレンド。こんなにアメリカの方と仲良くなれるなんてアメリカを訪れるまで私は思ってなかった。ドリンダさんのおかげなんです、うれしいです」
ドリンダ・ニコルソンさん(90):
「私は真珠湾攻撃の被害者、そして彼女は長崎原爆の被害者。ともに6歳でした。私は戦争の始まり。彼女は戦争の終わり。同じ年齢だったという共通点を持つ二人がいま平和のためにともに立っています」
被爆者手帳友の会が企画した対話集会では、お互いの体験や対話の大切さを語りました。
ドリンダ・ニコルソンさん(90):
「これから大事なのはお互いを愛し合うということがいかに大事か、二人のストーリーを世界中の若い人に伝えていくことが大事だと思っています」
二人はこれから二人の出会いを絵本にして、子どもたちに対話の大切さを広めていきたいとしています。
2人は10日、長崎市内の平和学童クラブで、小学生を相手に、平和講演を行いました。
ドリンダさんは、真珠湾攻撃を受けた当時の写真を交えながら体験談を語り、当時使っていたガスマスクや、自宅の庭に落ちてきた爆弾の破片や銃弾などを子どもたちに見せました。
ドリンダ・ニコルソンさん(90):
「学校では、サイレンの音が聞こえたら、ガスマスクを付ける訓練を行っていました」
本村チヨ子さん(87):
「何しろ食べるものがない、そこにちょこっと芽生えた草さえも、人間として食べないと、まるで動物だよ、それを食べて生き延びてきたんです」
城山小6年・三村莉菜さん:
「ガスマスク意外と重くて、想像したら怖くなって、きょうの話を思い出して、しっかり友達と仲良くして、平和にしたいです」
子どもたちはお礼に、「クスノキ」の合唱をプレゼントしました。