長崎くんちで「龍船」を奉納している西濵町の傘鉾の垂が、新たに長崎市の指定有形文化財になりました。
指定されたのは、西濵町自治会が所有する「西濵町傘鉾垂(薄水色羅紗中国姑蘇十八景図)」です。
長崎くんちで使われる傘鉾の垂で、文久2年・1862年に制作されました。オランダからもたらされた薄水色の羅紗を下地に、中国・姑蘇十八景を題材とした長崎刺繍が施されています。
市は、制作年代が明確で、長崎刺繍の高い技術を示す優れた作品であることや当時の中国文化との交流を物語る歴史的価値に加え、160年以上たった今も長崎くんちで使われ続けていることなどを評価しました。
西濵町龍船奉賛会・松本憲明傘鉾部長:
「町の宝から市民全体の宝へということで傘鉾が4つ目の垂の文化財指定となるので他の町に負けなように守って伝えていきたい」
長崎市には、国や県、市が指定・登録する文化財などが合わせて256件あり、このうち市の指定文化財は130件となりました。