核兵器のない世界への道筋を探る国際平和シンポジウムが長崎市で開かれました。
朝日新聞社などが主催した「核兵器廃絶への道」では、8月に結成70周年を迎える日本被団協の代表委員、田中熙巳さん(94)と、長崎や広島の被爆3世が、被爆体験の継承や平和活動について語り合いました。
長崎の被爆3世・平林千奈満さん:
「若い世代だったり海外の人に被爆体験を伝えるときに大切にされていることはありますか?」
日本被団協・田中熙巳さん:
「核兵器は絶対に廃絶しなくちゃいけない。絶対に廃絶しなくちゃいけない問題ですから、本当に、計画的な運動を継続していかなきゃいけない、そのことを若い人に、第一わかっていただきたい。1万2千発も核兵器がある、そのことを黙って許していてはいけない。なくすためには何を自分ができるだろうかと、私はすべての人が語り合ってもらえるとうれしいなと思っているんです」
また、アメリカン大学核問題研究所長のピーター・カズニック教授は、基調講演で、世界の核兵器や戦争を巡る危機的な現状について指摘しました。
ピーター・カズニック教授:
「日本は再軍備の道ではなく、核廃絶の取り組みを主導すべき時です。そして長崎以上に、それを始めるのにふさわしい場があるでしょうか」
「最終戦争を避けるために」と題したパネルディスカッションでは、国内外の専門家が各国で起きている分断や、市民の戦争被害などのテーマについて、社会の背景を分析しながら議論しました。