アメリカ海軍の退役軍人らが集めた戦争の記憶を伝える資料を展示する企画展が、長崎市で始まりました。
終戦間近、兵器の生産に回された金属不足を補うため、陶器で作られた食料の容器や「本土決戦用」の手りゅう弾。終戦後、桜の枝とともに海没処分される佐世保の潜水艦を写した貴重な写真も。
ナガサキピースミュージアムで14日から始まった「二人のアメリカ人が集めた戦争の記憶展」。
元アメリカ海軍のジャーナリストフィリップ・イーキンズさん(61)と、甥で退役軍人のデイヴィッド・クリグバウムさん(42)が長年にわたって収集、保存してきた佐世保の戦争の写真や資料36点を展示しています。
イーキンズさんは佐世保の歴史に魅了され、占領時の写真を100枚以上集め続けてきました。
フィリップ・イーキンズさん(61):
「展示を見に来た人たちに過去の困難の一端を感じ取ってもらえればと思います。しかし、過去80年間の友情のおかげで、今私たちが享受している平和をみんなで楽しむことができています」
佐世保市で暮らしているクリグバウムさん。在日米軍基地内の学校で、高校生に自分たちが住む地域の歴史を学び敬意を持ってもらおうと、戦時中の暮らしを伝えたことをきっかけに、資料の収集を始めました。
デイヴィッド・クリグバウムさん(42):
「これを見た人が過去について学び、より深く理解してくれることを願っています。そして学んだことを生かしてほしいと思います」
展示は8月9日まで。入場は無料です。