被爆80年の今年、平和の大切さを伝える写真展が長崎市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で開かれています。
15日に始まった「大石芳野写真展 戦禍をこえて」。東京都出身の報道写真家 大石芳野さんは、半世紀にわたり世界各地の戦争・紛争被害者を撮影してきました。
写真展は、世界で核兵器を巡る緊張が高まる中、核兵器廃絶や世界平和を考える機会にしてもらおうと、長崎平和推進協会が主催しました。
展示は61点。大石さんが2019年に出版した写真集「長崎の痕」に収められた被爆者やベトナム戦争など、海外の紛争地で撮影した写真が並びます。
報道写真家 大石芳野さん:
「『この人はどんな思いでいるのかな』『放射能を受けたことを自分たち若い世代にどのように伝えたいと思っているのかな』というようなことなどを考えながら、写真と自分と対話してもらえたらいいと思う」
写真展は25日(木)まで。入場は無料です。