
諫早湾干拓事業をめぐり、漁業者が国に開門を求めた訴訟の第4陣の口頭弁論が、長崎地裁で開かれました。
この訴訟は、諫早湾の潮受け堤防の排水門の閉め切りによって漁業に影響が出たとして、国に開門を求め、諫早湾の漁業者6人が2017年に提訴したものです。このうち1人が亡くなり、1人が抜けたため、現在4人が争っています。
開門を求めた訴訟の第1陣は2019年6月に、第2陣と3陣は、2024年4月にいずれも最高裁で「開門しない」とする判決が確定しています。
6年ぶりに開かれたきょうの口頭弁論で、原告側は「潮受け堤防によって諫早湾が分断され、湾内の水揚げが減った」と主張。潮受け堤防内の海水の交換ができ、防災や営農への影響を抑えた開門を求めました。
一方、被告の国側は、「原告らの主張には誤りがある」とし、「干拓事業によって漁業被害が出ているとは認められない」と主張しました。
原告代理人・森永正之弁護士:「国のプレゼンというのは現場を知らない。『何を言っているのか』というような、机上のところだけ言っているような内容だと思っているところです」
次回は11月9日、漁業者への本人尋問が行われる予定です。