長崎市の観光施設で、設備の故障が相次いでいます。市は、11日(木)に開会する6月定例会に、改修や新調にかかる費用を盛り込んだ予算案を提案する予定です。
鈴木長崎市長:
「観光関係を含め、施設に関する故障が何件か発生しているところでございます」
長崎ペンギン水族館では、4月中旬、ペンギンの展示室の室温を8℃程度に保つ冷却装置2基のうち1基が故障し、動かなくなりました。装置は設置から25年経ち、冷却ガスが通る金属管が経年劣化で破損していたことが故障の原因とみられています。市は、装置の更新と故障対策に5600万円余りを計上します。
また、部品の摩耗による緊急停止が相次ぎ、4月から運休している稲佐山スロープカーは、10月末まで工事を行う予定で、再開時期は未定です。客足が増えるお盆とシルバーウィーク、6月8日から約1カ月のロープウェイの定期点検期間は、代替輸送手段として無料のシャトルバスを運行し、予算は約5500万円です。
一方、ロープウェイは、今年4月の落雷でゴンドラを動かす装置の回路が故障。現在、予備回路で運行していますが、10月に修繕する予定で、1980万円を計上しています。
5月は、原爆資料館のエレベーターで利用者の閉じ込めなど停止事案が2度起きるなど、不具合が相次いでいて、市は改めて設備の維持管理の徹底などを各部署に文書で周知するとしています。
鈴木長崎市長:
「市民の皆様の、長崎を訪れる人の安心安全をしっかり確保する。訪れる皆様の印象にもつながってくると思いますので、影響が最小限になるよう市として努めてまいりたいと思います」
6月議会には、総額1億7900万円あまりの一般会計補正予算案を提案し、そのうちペンギンの命などに関わる関連予算は議会初日に上程、審査し、承認される見通しです。