長崎市は13日に開会する6月議会に提案する一般会計補正予算案を発表しました。
総額は10億9243万円余り。秋に始まる高齢者への新型コロナの予防接種費に約8億3675万円を盛り込みました。対象は65歳以上の高齢者と、60歳から65歳未満で心臓や腎臓などに障害があり、日常生活が極度に制限される市民約5万9千人です。自己負担額は2000円で、接種は10月に始まる予定です(非課税世帯や生活保護世帯は無料)。
このほか不登校の中学生が特別なカリキュラムで学べる「学びの多様化学校いわゆる不登校特例校」の整備費に660万円を計上しました。2年後の2026年4月、市民会館2階に開設する予定です。県内で「不登校特例校」の開設を公表したのは長崎市が初めてです。
鈴木長崎市長:
「特に不登校のお子様に関する受け皿、学びの場を提供する。これは大変重要なことだと思っています。少子化対策、人口減少対策という意味でも学びの多様化学校の意義は大きいと考えている」
6月議会の会期は7月1日(月)までの19日間、18日(火)から一般質問が始まります。