被爆から81年となる8月9日の原爆の日に向けて、長崎市が原爆死没者名簿の風通しをしました。
原爆がさく裂した午前11時2分、作業にあたる市の職員10人が黙とうを捧げました。
原爆死没者名簿は、犠牲者一人ひとりが生きていた証しとして名前と亡くなった日、当時の年齢を記しています。2025年7月末までに判明した死没者は20万2053人です。去年の8月9日に、新たに3173人が加わりました。
職員は手袋をつけ、206冊ある名簿を一枚一枚、丁寧に確認をしながら風通しをしました。
長崎市原爆被爆対策部調査課中島裕さん(40):
「名簿に記載されてらっしゃる方々のお名前すべてに、きちんと風が当たるようにということを、思いを込めてめくらせていただきました。これだけ甚大な被害があったんだということを、まずもって、特に若い方々にですね、私も含めてですけれども、知っていただけたらなと思います」
去年8月以降に亡くなった人を名簿に書く「筆耕」は、6月に始まり、8月9日の平和祈念式典で奉安されます。