台湾の日本人学校に通う児童や生徒が、平和を願って描いた被爆クスノキの絵が、原爆資料館に寄贈されました。
模造紙に描かれた「平和の木」。葉の1枚1枚に、自分の得意なことと、平和のためにできることが書き込まれています。木の周りには、種類が違ってもけんかをしないというペンギンたち。台湾の高雄市にある高雄日本人学校の小中学生約70人が作りました。
今年1月、市民団体ピース・バイ・ピース・ナガサキ代表の前田真里さん(45)が学校を訪れ、被爆や平和の講演や、子どもたちとのワークショップを開きました。
前田真里さん:
「(原爆で亡くなった)たくさんの人っていうのは、長崎市全体の3分の1。みんな1学年に6人いるけれど、そのうちの2人のお友達と会えなくなるんだよ、と言ったら、本当に悲しい顔になって、受け止めてくれたという瞬間がありました」
高雄日本人学校前教頭・高田浩二さん:
「子どもたちは、初めて聞く内容も大変多かったのですけども、非常に真剣に耳を傾けて、充実した学びとなりました」
絵は前田さんに託され、今月3日、原爆資料館に届けられました。
前田真里さん:
「自分が好きなこと、楽しいことをどんなふうに平和につなげたいですかというメッセージで、来館した方にも、自分が何ができるかな、こういうふうに思いを持って活動している人が、長崎だけじゃなくて各地にもいるんだよ、というのを考えていただくきっかけになったらうれしいです」
絵は、エントランス横の通路に展示されています。