ベルギー王女が「たっての希望」で被爆地長崎を初訪問です。
アストリッド王女(63)と夫のローレンツ王子は8日、長崎市の平和公園と原爆資料館、国立追悼平和祈念館などを初めて訪問しました。
鈴木史朗長崎市長(57):
「今回の長崎訪問、これは王女のたってのご希望だったということです。今回の訪日の主目的は万博への訪問、ということで、大阪にいらっしゃるということで。それとともに東京にもいらっしゃるということだったんですけれども地方都市としては長崎に来たいということを強く熱望されて、そしてそれが今回実現したというふうにおっしゃっていました。王女は今回自分が見て学んだこと、そして感じたこと、これは自らのご両親そしてお子様たちにも伝えたいというふうにおっしゃっていました。被爆80周年を契機として、この被爆の実相をより多くの人に知っていただく契機になるのではないかというふうに期待しています」
アストリッド王女は「主人と私は長崎の原爆がもたらした人的被害に深く心を揺さぶられました。被爆80周年を迎えるにあたり、すべての犠牲者の方々に敬意を表します。彼らの犠牲が私たちの平和への決意をより強固にしますように」とのメッセージを残しました。