10日、長崎南高校にて全校生徒約660人が参加する「第66回体育祭」が盛大に開催されました。今年のテーマは「覇道 ~闘志を燃やして頂へ~」と掲げられ、6つのクラスがA・B・Cの3つのブロックに分かれて、競技や演技で熱い火花を散らしました。
会場が特に熱狂に包まれたのは、3年生女子によるタイヤ引きです。テーマの通りに闘志をむき出しにした生徒たちは、相手に引きずられても決してあきらめない執念を見せ、3ブロックによる総当たりの激戦を制した赤いハチマキのAブロックが勝利を掴み取りました。
午前の部の締めくくりには、60年以上続く伝統種目「南高体操」を披露。これは学校創立当初の教師たちが考案し、代々受け継いでいるもので、見守る卒業生たちからも懐かしむ声が上がっていました。生徒たちが迫力あるキレのある動きを見せ、おなじみのポーズが決まると、会場にはこの日一番の歓声が響き渡りました。
午後の部で行われた部活対抗リレーでは、各部がユニフォーム姿で威信をかけて疾走しました。その中でも特に異彩を放っていたのが剣道部。試合用の面と小手を身につけ、1メートル以上ある竹刀をバトン代わりにするという過酷なスタイルで出場しました。新入部員の勧誘と来月の高総体への気合を込めて全力で竹刀をつなぐ姿は、観客に強い印象を残しました。
さらに、各ブロックが物語をダンスで表現する「南高カーニバル」では、趣向を凝らした演出が次々と飛び出しました。Cブロックは「マリオ」をテーマにピーチ姫を救出する物語を描き、最後は約200人で巨大なスターを形作りました。Aブロックは人気漫画「ワンピース」のキャラクターが南高に宝を求めてやってくるオリジナルストーリーを演じ、Bブロックは「千と千尋の神隠し」の世界を歌とダンスで情緒豊かに表現しました。
ユニークな種目の数々で盛り上がった体育祭は、後夜祭で夜空を彩る鮮やかな花火とともに幕を閉じ、生徒たちからは「体育祭最高!」という喜びの声が上がっていました。
