NPT再検討会議のNGOセッションが1日、ニューヨークの国連本部で開かれ、長崎市の鈴木市長は、核抑止力への依存に強い危機感を示し、核兵器廃絶を改めて訴えました。
鈴木市長はスピーチで、平和運動を先導した被爆者の故・谷口稜曄さんの言葉を引用し、核兵器への恐怖が薄れ、「核には核を」の連鎖が起き、核戦争に突き進む可能性を危惧しました。
鈴木史朗長崎市長:「(訳)過去の苦しみなど忘れ去られつつあるようにみえます。私はその忘却を恐れます。忘却が新しい原爆肯定へと流れていくことを恐れます。私は、核をタブーとする意識が薄れ、核抑止力への依存が強まっている現状において、この言葉がますます現実味を帯びていると感じています」
そのうえで、核軍縮・不拡散を確実に進めるための具体的な道筋を示すよう訴えました。
鈴木史朗長崎市長:「(訳)核兵器は絶対悪であり、核兵器廃絶こそが、地球上のいのちを未来へつないでいくため人類に残された唯一の道なのです」
会合のあと、鈴木市長は広島市の松井一實市長(73)と取材に応じ、過去2回、採択できていない最終文書の合意を求めました。