アニメの背景画の先駆者で、佐世保市出身の美術監督、故・椋尾篁(むくお・たかむら)さんの回顧展が、佐世保市の島瀬美術センターで開かれています。
展示されているのは、数々の名作アニメを彩った背景画です。
椋尾さん(1938ー1992)は、佐世保市三川内町の出身。武蔵野美術大学を卒業後、手塚治虫の「鉄腕アトム」で背景画を担当したことをきっかけに、アニメの世界へ入りました。その後、「銀河鉄道999」や「母をたずねて三千里」、「セロ弾きのゴーシュ」など、数々の名作で美術監督を務めました。
古里で初めてとなる回顧展には、有名アニメ10作品の背景画、約170点が並びます。手描きならではの繊細な光と影、深みのある色彩。三川内焼の白磁と呉須を思わせる色使いも魅力です。背景には、佐世保の自然も描かれています。
会場には、県内外から多くのアニメフアンが訪れています。
訪れた人:
「自分には絶対描けないくらいのめっちゃ綺麗な絵!」
東京から:
「椋尾さんのお名前は知ってたんですけど、こういう展示会が開かれるのは貴重な機会だなと思って来ました」
作品展実行委員会・中里松太郎委員長(椋尾篁さんの甥):
「あくまでアナログの手描きの絵、その素晴らしさ、もう一つは光と影、この陰影をぜひ見てもらいたい。椋尾篁のアニメ界における業績、作品、これをぜひ知ってもらいたいです」
椋尾篁アニメ背景画展は、5月24日(日)までです。