ピカソや、ミロ、ダリなど美術の巨匠たちの作品が楽しめます。長崎と三重のスペイン美術コレクションが県美術館に集結しました。
22日に始まった「果てなきスペイン美術-拓かれる表現の地平」。
国内では数少ない、スペイン美術の収集と展示を誇る長崎県美術館と三重県立美術館が初めて共同開催しています。両館のコレクションから選りすぐった約100作品が、「光と影」や「伝統と革新」など5つのテーマに沿って構成されています。キービジュアル、バルトロメ・エステバン・ムリーリョの「アレクサンドリアの聖カタリナ」や、ピカソ、ミロ、ダリといった20世紀美術の巨匠たちの作品など15世紀から21世紀のスペイン美術が楽しめます。
板に絵を描いた「板絵」や油彩絵、蜜蝋を用いた作品に、立体作品も。様々な素材を使って表現されています。
県美術館担当学芸員・稲葉友汰さん:
「スペイン美術の多彩な作品が並んでいますので、直にそういった作品を見ていただいて、お気に入りの作品、あるいは気になる作品を見つけていただいて、スペイン美術をより深く知っていただけたらうれしいです」
「果てなきスペイン美術ー拓かれる表現の地平」は、22日から7月7日(日)まで。期間中、三重県立美術館学芸員坂本龍太さんによる特別講演や、長崎OMURA室内合奏団によるウェルカムコンサート、担当学芸員によるギャラリートークなども開かれる予定です。