日本茶の海外輸出の先駆者として活躍した長崎の女性商人、大浦慶の生誕200周年に向けて、地元の経済界や研究者ら有志のグループが、記念事業の計画を発表しました。
幕末に長崎の油問屋に生まれた大浦慶(1828-1884)は、日本茶に目をつけて欧米への本格的な輸出の道を拓いた女性貿易起業家です。ただ、残された史料は少なく、その業績や生涯は詳しく分かっていません。
善巡環前田財団前田拓理事長:
「大浦慶さんが正しく歴史に残っていないというところを、きちんとした形で、生誕200年にやっていこうというものです」
生誕200周年の2028年に顕彰碑を建てるため、企業の経営者や学術、文化関係者らが、有志の会を今月19日のシンポジウムにあわせて設立します。会は今後、費用の募金活動をしながらデザインや設置場所を決め、2028年7月にお披露目する予定です。
また、彼女の生涯をモチーフにしたミュージカルを、県出身の作曲家大島ミチルさんと、脚本家の金沢知樹さんが制作します。
前田理事長:
「(大浦慶さんがやってきたことを)皆さんに伝えることで、共感を得て、ご自分の、若い方々が力にして、面白いな、やろうかなっていうふうに、なってもらいたいなと思います」
あわせて大浦慶の史料も集中的に調査していくということです。