長崎を拠点に活動する漫画家、西岡由香さんが今年出版した「幸せなら手をたたこう誕生物語」の記念シンポジウムがこのほど、東京都内で開かれました。
漫画「幸せなら手をたたこう誕生物語」。誰もが知る歌唱曲「幸せなら手をたたこう」の作詞者で、早稲田大学名誉教授の木村利人さん(90)を主人公にした漫画です。日本語版と英語版が制作されました。
木村さんは学生時代に訪れたフィリピンで、日本の軍事侵攻と、現地の人が赦し手を取り合おうとする姿を知り、現地の子どもたちが歌うメロディーに歌詞を付けました。
前田真里リポーター:
「長崎在住の漫画家、西岡由香さんの出版を記念したシンポジウムが都内の会場で開かれています」
シンポジウムには木村さん本人も登壇、歌詞に込めた思いを語り、来場した約130人と歌を歌いました。
来場者:
「(歌詞の中に)平和を築いていこう、戦争体験を伝えていこう、発信していこうという気持ちが背景にあったと気づかされて感激した」
来場者:
「幸せなら態度で示そうということが私の中では分かりやすくすごく刺さった」
漫画家・西岡由香さん:
「『幸せなら手をたたこう』の歌詞の中に『幸せなら手をつなごう』という歌詞がある。この歌が世代を超えて、本当に人をつないでくれる歌だと実感した」
漫画「幸せなら手をたたこう誕生物語」は県内の書店などで販売しています。