
第98回選抜高校野球大会。20日、長崎西が初戦を迎えました。
45年前の夏、ノーヒットノーランを喫して以来の甲子園、センバツは75年ぶりです。
岩本忠成アナウンサー:
「長崎西が75年ぶりにセンバツの舞台に帰ってきました。OBを中心に、この大応援団です。願うは、校歌斉唱のみです」
在校生約600人が集結しました。そして、幅広い世代の卒業生が3塁側アルプスを埋め尽くします。45年前、甲子園に出場したOBも。
長崎西OB・萩亨輔さん(当時4番バッター):
「とにかく勝って校歌を歌いたい」
相手は、近畿代表の滋賀学園です。初回、フォアボールでランナーが出ると、早くも待望の瞬間が…。
3番・芦塚。ノーヒットノーランの敗戦を経て、甲子園で75年ぶりのヒット!続いて、4番の細波。連打が生まれ、塁が埋まります。アルプスでは、マネージャーが作詞・作曲した応援歌「西高さんば」で後押しすると…。フォアボールで押し出し。長崎西が先制に成功します。
しかし、相手も強豪。その裏に、先発ピッチャー坂田が2点を奪われます。
2回表には、芦塚のレフトへの犠牲フライで、3塁ランナーがかえり、同点に追いつきます。
すると、3回表にはキャプテン桑原が2アウトから出塁すると、持ち味の走塁で、2塁を落とし入れ、3盗も成功。続く石川のセンターへのタイムリーで再び、勝ち越します。
しかし、同点で迎えた5回ウラ、ライトオーバーのタイムリーを浴び、リードを許します。
6回以外は毎回ランナーを出すも、あと1点、あと一歩及ばず。甲子園一勝は、かないませんでした。
長崎西2年・桑原直太郎主将:
「本当にみんなが応援してくれて力になりました。その人たちに勝利ということで感謝伝えられずに、本当に申し訳ないという気持ちと、悔しい気持ちでいっぱいです」
長崎西2年・細波慶吾選手:
「この工藤さんからいただいたバットでヒットを打てたので、いい形で工藤さんに感謝の気持ちを込めて打つことが出来たので、とてもうれしく思います」
非常に惜しい、悔しい敗戦。それでも、21世紀枠ということに関係なく、一般校に対してチャレンジャーとして挑み、そして互角に戦った姿は、多くの人にたくさんの勇気を与えました。
2番手で登板したエースの熊投手(2年)からは、試合後に「夏にまた帰ってきます」と、力強い言葉もありました。