長崎市の手熊地区では、昨夜、節分の伝統行事『モットモ』が行われました。子の泣き声で、福を呼びます。
長崎市西部の手熊町と柿泊町に古くから伝わる『モットモ』。災いを払い、福を招くといわれ、国の選択無形民俗文化財に指定されている『奇祭』です。手熊町では、毎年、節分の前日の夜に行われます。
『年男』、『福娘』、『モットモ爺』に扮した3人組が家々を訪れます。今年は5つの班に分かれ、町内の約100軒を回りました。モットモ爺に扮したのは、町にある手熊小学校の中山晋太郎先生です。
手熊小・中山晋太郎教諭(46):
「今年、手熊小学校が閉校ということがあって僕の中にある感謝の思いをモットモの動き、声に込められたら」
仲間の福娘は、永田教頭先生です。
手熊小・永田武靖教頭(46):
「子どもたちがいい思い出を作ってまたそれを引き継ぐことができればと全力で子どもたちを驚かせて全力で子どもたちとぶつかって子どもたちがこの伝統を引く継いでくれればと思っています」
異様ないでたちの『モットモ爺』が登場した瞬間、それまで笑顔だった子どもたちの表情が、恐怖や驚きで一変。
真っ赤な靴が2足あるのは、双子ちゃんのおうち。モットモ爺はもうテンション増し増しです。かわいい子には旅をさせよ。母親はまだ1歳の娘に、もう一度、世の中の辛さを味わわせます。
普段、静かな町は、モットモ爺の迫力ある掛け声と、子どもたちの泣き声で大いに、にぎわいました。