長崎市の鈴木史朗市長は今年最後の定例会見で、高市政権の安全保障政策担当者が個人的な見解とした上で「私は核を持つべきだと思っている」と述べたことについて、「事実であればたいへん遺憾」との考えを示しました。
また市長は「これは被爆の実相が十分に理解されていないということ。被爆地長崎としては被爆者の皆様が血のにじむような努力で訴え続けてきた被爆の実相を国内外に強く発信していく。核兵器を保有するという考え方が人類の存続、持続的な発展のためにありえないということを理解してほしい」と述べました。
また長崎市独自の物価高対策について、支援策の中身を話しあう市議会臨時会を、来年1月8日(木)に開くことも明らかにしました。
予算規模は約42億円の見込みで、お米券は想定していないということです。
鈴木市長はお米券について「(物価高対策は)汎用性の高い支援策が必要。使える店舗や購入品目が限定されるものは現時点では考えていない」としています。