焼き物の町・波佐見町で、干支の置物作りがピークを迎えています。
波佐見焼の工房「アトリエやま」では、毎年、正月に飾る干支の置物を作っています。
来年の干支は「午」。石膏の型に、溶かした土を流し込み、40分ほど置いて型を外すと、馬の原型が現れます。これを天日に干し、素焼きしたものに小さな目を描き入れます。釉薬をかけ、1300度の窯で約16時間かけて焼き上げれば完成です。
来年の干支「午」は、健康や豊作を象徴する縁起の良い動物。白磁の馬は大小2種類があり、正月飾りとして人気を集めています。
アトリエやま・陶芸家・山下行男さん:
「馬というのは非常にたくましく力強いところがありますから、それを形に表現してみました。来年も良い年になりますよう祈っております」
価格は1個4000円から5500円ほど。約1000個が全国のデパートや小売店へ出荷されます。