焼き物の町、波佐見町で来年の干支「へび」をかたどった置物作りがピークを迎えています。
波佐見焼の工房「アトリエやま」では、毎年正月に飾る干支の置物を制作しています。作業は6月から始まりました。
石膏の型に溶かした土を流し込み、40分ほど置いてから型を外すとかわいいへびの原型が現れます。これを天日に干し、素焼きしたものに小さな目を描きます。釉薬をかけ、1300度の窯で約16時間かけて焼き上げると完成です。
種類は大小2種類があり、正月に飾る縁起の良い置物として人気を集めています。
アトリエやま・山下行男さん(79):
「来年の干支、へびです。かわいいへびを作ってみました。明るい年につながりますよう、お飾り下さい!」
価格は1個3600円から4500円ほどで、約1000個が地元の商社を通じ、全国のデパートや小売店へ出荷されます。