佐世保市で正月用のこま作りがピークを迎えています。
「息長勝問勝競!(いきながしょうもんしょうくらべ)」
正月の遊び、こま回しです。作っているのは創業109年の「佐世保独楽本舗」。木を丸く、「ラッキョウ型」に削り、赤や黄、緑などの色を付けていきます。これに金具の剣を付けたのが「佐世保こま」です。
最近は民芸品や縁起の良い置物としても人気があり、毎年「干支のこま」も作っています。来年の干支は「辰(たつ)」。十二支で唯一の架空の生き物「龍」です。緑の体に目とまゆ、角(つの)やひげを描くと「辰(たつ)」のこまの完成です。
佐世保独楽本舗・山本由紀子さん:
「今年はウサギでピョンピョン、跳ぶ感じで助走だったので、来年は昇って昇り龍みたいに世の中がグンと明るくなると良いなと」
価格は税込みで、2980円から1万6900円ほど。全て予約注文で作っています。このほかクリスマスの「サンタのコマ」も作っています。