大村市の職員(60)がボートレースの券売機で、他人が入金した金を使い舟券を購入したとして、停職1カ月の懲戒処分を受けました。
処分を受けたのは、大村市環境センターに勤務する60歳の主任級の男性職員です。
市の人事課によりますと、男性職員は8月18日、退勤後の午後7時前、ボートレース大村の入場ゲート前にある自動発払い機で、2000円が投入されたままになっていることに気づきながら、そのまま1200円分の舟券を購入し、釣り銭800円を受け取りました。
2000円を投入していた被害者は、入金した直後にマークシートの記入漏れに気づき、記載台で記入するため、一時的にその場を離れていたということです。
被害者は警備員に申告し、その場で警備員の職務質問を受けた男性職員は窃盗行為を認め、被害者に2000円を返却し、謝罪しました。市の聞き取りに対し、「魔が差した」と反省しているということです。
被害者から警察への被害届は提出されず、男性職員は自ら所属長に申し出て発覚しました。
男性職員はボートレース大村を出入り禁止処分になっています。