
「だまされたふり作戦」で事件を未然に防ぎました。ニセ電話による詐欺未遂の疑いで「受け子」とみられる岐阜県の33歳の男が逮捕されました。
12月15日、佐世保市の無職の80代の女性の家の固定電話に息子をかたる氏名不詳の男らから「投資で利益が出ているが多額の税金を滞納しており、口座凍結されているため入金出来ない」「納税の修正申告をすれば入金できるが、210万円が必要」「弁護士が110万円を準備するので、残り100万円を準備してほしい」と電話がありました。
息子に確認したところ電話は息子ではないことが分かり、相浦警察署に相談しました。
その後、再び電話があり「弁護士の『クドウ』が受け取りに行くので渡してほしい」「『クドウ』の代理で別の人が行く」などとうその電話がかかってきたため、だまされたふりをして、現金を渡すことを約束。
警察が女性の自宅付近を警戒していたところ、男があらわれたため詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
相浦署は「捜査に支障が出る」とし、男の認否を明らかにしていません。共犯者や余罪について調べています。