
「だまされたふり作戦」で事件を未然に防ぎました。ニセ電話による詐欺未遂の容疑で「受け子」とみられる住所不定の32歳の女が逮捕されました。
12月10日、長崎市の無職の86歳の男性の家の固定電話に息子をかたる男から「投資をして儲けたが税金の申告をしていなかった。税務署にばれて刑事事件になるかもしれない」「税金の話を弁護士に頼むことにしたが弁護士費用が足りない。150万円を貸してほしい。弁護士事務所の事務員のヤマウチという女性にお金を渡してほしい」などと電話がかかってきました。
男性は親族に相談し、息子が電話していないことが分かり、親族が浦上警察署に届け出ました。
警察官が男性の自宅付近を警戒をしていたところ、挙動不審な様子の女を発見。職務質問し、電話の話の中で出てきた「ヤマウチ」であることが分かり11日に詐欺未遂の疑いで逮捕しました。
女は32歳で、住所不定・無職だということです。
浦上署は「捜査に支障が出る」とし、女の認否を明らかにしていません。共犯者や余罪について調べています。