県内で増え続けるニセ電話詐欺の被害の撲滅に向けた連携会議が開かれました。
県警本部で開かれた会議には、県警や金融機関の関係者ら約40人が参加し、被害の現状や対策を確認しました。
今年、県内の認知件数は先月末時点で180件。去年の同じ時期より35件多く、被害額も約4億3499万円と、2億9千万円以上増えています。
このうち58%が「オレオレ詐欺」で、その94%は「ニセ警察官詐欺」だということです。
県警本部生活安全企画課調査官 坂本卓也警視:
「我々からすれば、リモートやビデオ通話で、被害届、事情聴取、取り調べすることは100%あり得ないんですけど、それがさも当然かのように、あなたが北海道に来られないなら、仕方ないのでリモートでやりますよと(犯人に言われる)」
県警は、遠方の警察署への出頭を求めたり、午後3時以降にATMへ誘導する手口が多いとして、声かけや速やかな通報を呼びかけました。