年末年始に向け、五島市でクルマエビの出荷がシーズンに入りました。
夜明け前の暗いうちから水揚げ作業が始まります。
福岡市に本社を置く「拓水」の五島事業場では、クルマエビを産卵から完全養殖していて、うまみと香りが際立ち、豊潤な甘みが特長です。
体長20センチ前後、重さ約35グラムのクルマエビを、冷たい海水の水槽に入れて動きをにぶらせ、生きたまま丁寧に並べて箱詰めします。
今年は夏の水温が35℃近くまで上がり心配されましたが、生育は順調だということです。
お歳暮や正月用で需要が高まる12月は、年間の4分の1に当たる約13トンをひと月で出荷する予定です。
23日(火)ごろからは、出荷量が1日1トンを超え、夜を徹して作業に当たります。