神里公美子アナウンサーの「今旬リポート」。長崎市の紅葉の名所を訪ねてきました。見頃は始まったばかりです。
神里公美子アナウンサー:
「朝晩の冷え込みが強くなり、街中の木々も黄色やオレンジに染まりつつあります。さて、紅葉の名所と呼ばれる場所では、どんな景色が楽しめるのでしょうか。行ってきます!」
向かったのは、長崎市鳴滝3丁目の七面山妙光寺。1696年に開山した歴史あるお寺です。
神里公美子アナウンサー:
「おー!赤くなってる!この緑色の葉っぱの中に赤色の紅葉がとっても映えてますよね。もみじも間近で見られますよ、ここ!すぐ手の届く距離に紅葉があります」
橋で紅葉を眺めていると、住職の蘭賢隆さんが迎えてくれました。蘭(あららぎ)さんが厳選した妙光寺のおすすめ紅葉スポットを案内して下さるそう!
まず、本堂のそばの坂道を上ると見えてきたのが長坂です。その段数108段!
妙光寺住職・蘭賢隆さん(37):
「108というのは仏教における煩悩の数でございますので一段一段上るごとに一つの煩悩を滅する、消すことができると言われておりますので、上って修行もしながら紅葉もご覧いただければ」
神里アナ:
「修行をしながら紅葉も見ることができるという新しい体験です」
長坂は、訪れる人に人気のスポット。その1つ目の踊り場の脇道にもおすすめスポットが!モミジの木が並ぶ小道を抜けると山の間から長崎港まで見渡せます。
神里アナ:
「奥に見える長崎港、そして手前にあるモミジ。それが秋らしさというか、長崎の秋を感じますね」
標高は約150メートル。この場所から見える眺望を私も思わずカメラに収めました。
まだまだ山を上っていきます。ついに妙光寺の奥之院・七面堂がある場所に到着。階段を上ると大きなモミジの木が堂々と立っていました。
神里アナ:「すごいですね、迫力が違う!」
妙光寺住職・蘭賢隆さん(37):
「今の時期はここが一番きれいに見られると思いますね」
神里アナ:
「木の枝が伸びてきて私たちを包んで迎えてくれるような感じがしますね」
妙光寺住職・蘭賢隆さん(37):
「両腕を広げたようなね、堂々たるカエデなので」
妙光寺の主神・七面大明神がまつられているお堂です。その右手に進むと、寺のシンボル的なイチョウの木が姿を現します。
神里アナ:
「奇麗に黄色になってますよ、イチョウの葉っぱが!」
妙光寺住職・蘭賢隆さん(37):
「今が一番深い色のタイミングだと思いますね」
神里アナ:
「空高く伸びてる先の枝の方まで全部黄色!」
寺で唯一のイチョウで、樹齢は約100年。高さは20メートルほどとみられています。
妙光寺住職・蘭賢隆さん(37):
「ふもとから見えるんでですね。『あそこに七面山が大体あるんだな』『お堂があるんだな』というのは話されてるみたいですね」
妙光寺の紅葉の見頃は始まったばかりです。
妙光寺住職・蘭賢隆さん(37):
「ここから大体12月の中旬ごろまでは間違いなく楽しめるかと思いますのでぜひ皆様当山に起こしいただいて、お参りしていただきながら紅葉を楽しんでいただけたらと思います」