長崎市の紅葉の名所に出かけてきました。
長崎市の西山1丁目、金比羅山(標高366m)の中腹にある金刀比羅神社を目指します。長崎市の立山公園から歩いて15分から20分ほどの場所にあります。歩いていると道端にカマキリがいました。
長崎市の街中を見下ろす坂道を登っていきます。ピンクのコスモスの花が風に揺れていました。畑には黄色い柑橘の実がなっていました。どんどん登ります。
次に目に飛び込んできたのは薄桃色のサザンカです。ツバキとサザンカを見分ける方法のひとつは、その散り方です。サザンカは花びらが一枚一枚落ちるのに対してツバキは花が丸ごと落ちるそうです。
さて、またどんどん登ると金刀比羅神社の二の鳥居が見えてきました。その横に大きなモミジの木があり、真っ赤に色付いていました。きょうは青空とのコントラストも鮮やかで見応えがありました。
そしてまた参道の石段を登って拝殿を目指します。森に入るとあたりは少しひんやりとしています。坂をのぼってきて汗をかいた肌に心地よく感じます。木々の香りや鳥の声に包まれて癒やされます。森の中のモミジはまだ黄色でした。日当たりの良い所がより赤く色付いているようです。
いまから126年前の明治30年(1897年)に建てられた三の鳥居をくぐって石畳を歩いて拝殿へ。
櫻田雅信気象予報士:
「拝殿の回りは真っ赤…もう見頃と言っても良いのではないでしょうか」
金刀比羅神社には高さ20メートル以上のモミジが何本もあり、中には樹齢100年以上のものもあるそうです。神社の方にお伺いしたところ、この2~3日で急に色付き始めました。色付きはここ数年、どんどん遅くなっているそうです。
紅葉はまだ始まったばかりで、12月上旬にかけて一番の見頃を迎えそうです。
赤や橙、黄色に黄緑、多彩な色が織りなす紅葉の森。晴れた日に青空をバックに見るとより鮮やかに見えます。
紅葉と、澄んだ空気に包まれて、日常の雑事を忘れてぼんやりとたたずみ、森のざわめきや鳥の声に耳を澄まします。
癒やされ、リフレッシュのひと時。
金刀比羅に 錦綾なす もみじかな
といったところでしょうか。