東彼・川棚町の片島公園で世界平和を願う「竹灯籠まつり」が開かれました。
1918年、大正7年に造られた旧日本海軍の魚雷発射試験場の跡です。現在は一部が残っていて国の有形文化財に指定されています。
「竹灯籠まつり」はこうした遺跡を残し、二度と戦争の無い平和を願う地にしようと2016年(平成27年)に地元の人たちが実行委員会を結成し、始めたもので今年で11回目です。
建設されてから100年以上。建物の老朽化が進み、崩落などの危険があり、安全性を考慮してまつりは今回で終了。最後の「竹灯籠まつり」となりました。
午後5時半、暗くなった半島に赤や黄色、青など大小約3000本の竹の灯籠に明かりが灯され、祈りの場へ。幻想的な光の世界が創り出されました。
会場では地元の少年合唱団が平和を願い、福山雅治さんの「クスノキ」を合唱しました。訪れた人たちは、世界の平和を願っていました。
訪れた家族:
「めちゃくちゃ綺麗です!。初めて見たけど感動しました!自分たちの子どもたちが、いつまでも平和で過ごせるような世界になってほしいなと思っとります」
訪れた人:
「こういう機会を通して色んな人に、地元の人だけではなくて色んな人に見てもらって、過去にこういうことが戦争があったみたいなことを感じてもらえたら良いなと思います」
川棚竹灯籠まつり実行委員会・村井達巳委員長:
「竹灯籠まつりという形のイベントは、これで一応終わりでありますけども、この片島という所はずっと残りますので、昼間でもですね出て来ていただいて、ここがこういった歴史があったんだと言うことを感じていただければと思うとりますので、いつでもここに来ていただければと思っとります」
これからも片島を戦争の無い世界平和を考える地にしたいと話していました。