都市と農山漁村の交流促進に取り組む団体を表彰する、「オーライ!ニッポン大賞」に長崎市でサンゴの保全活動などに取り組む団体が「審査委員会長賞」を受賞しました。
長崎市高島の「やったろうde高島」は、高島地区の活性化を図ろうと、サンゴが生息する海でのシュノーケリング体験や、清掃活動などを2010年から行う11人の団体です。島を訪れた中高生や修学旅行生らに「環境講習会」を開き、海の正しい知識を伝えている点などが評価されました。
福村学会長:
「会長賞ということで、頑張ろうと思いました。(高島町は)海が奇麗、人が優しい、住みやすい町ですね」
また、先月「高島サンゴ」の魅力をPRしようと、非売品の図鑑を発行。高島地区に生息する36種類のサンゴの魅力を紹介しています。
小村秀蔵事務局長:
「エダミドリイシ。非常に貴重なサンゴです。高島にたくさんあるが、絶滅危惧種です。波とかでボキッと折れるでしょ?折れたやつが転がっていって、そこでまた頑張って増えていくという生態を取れるので、このエダミドリイシは強い方です。まず長崎の人にはもっと知ってほしいですね、(訪問客の)半分くらいは県外の方なのです。恵まれすぎているので長崎は海に、その分興味が薄いのではないかと思います。うちは今後もずっと外に対する発信はやっていきますので(訪問客を)少しずつ増やしていきたいと思っている」
鈴木市長は、「豊かなサンゴの生態系は長崎の宝です、持続可能な仕組みづくりを考えていきたい」と話しました。