初心者の小中学生にテニスの楽しさやコツを伝えました。元プロテニス選手による教室が長崎市で開かれました。
【中村藍子さん】
「添えてぐーっと持ってきたのがボレーのグリップね。ストロークとはちょっと違うよ」
テニスの普及やレベルアップを目的に長崎市テニス協会が開き、小学1年生から中学2年生まで47人が参加しました。
講師は、大阪市出身の元プロテニス選手・中村藍子さん41歳。2002年からプロとして活躍し、テニスの四大大会・グランドスラムの一つ、全豪オープンでは、2006年から2年連続で3回戦に進出。2007年には女子シングルスで世界ランキング47位を記録しました。
【中村藍子さん】
「向こうのコートにラケットの面をまっすぐ見せないと、こうやってると当たんないから」
中村さんは、ボレーやストロークなどの基本に加え、正確に強いボールを打つために重要な「フットワーク」の大切さを指導しました。
【中村藍子さん】
「テニスってラケットをボールで打つからこっち(手)ばっかり意識いき過ぎなんだけど・・・大事なのはすごく足が大事なの。頑張って最初から今の時点からスプリットステップを広くとって足を動かす。ボールの位置にしっかり入るのが正確な人ほどミスショットが減る」
2020年、兵庫県にテニスアカデミーを開校し、プロからジュニアまで指導している中村さん。初心者の子どもたちでも分かるよう優しく丁寧にテニスの楽しさを伝えました。
【小学1年生】
「ボレーとかした、楽しかった」
【小学1年生】
「ボールを遠くまで打ったのが楽しかった」「ネットだっけ?ネットの向こうまで飛ばした」
【小学1年生】
「こうやってジャンプちょっとして(打つ)教えてもらった。テニス打って楽しかった」
【小学4年生】
「プロのテニス選手みたいに強くて速いボールを打ってみたいです」
【中学2年生】
「足の動かし方とかです。ちょっとフォアとか良くなりました」
【中学1年生】
「中総体とかでもいい結果を残せるように頑張りたいです」
【中村藍子さん】
「一番はテニスの楽しさをまずは知ってもらって、そこからテニスに熱中してもらえるような、長崎の子たちも全国に出てきて全国大会で活躍してほしいなと思っているので、私自身もアカデミーやってて、そこの子どもたちと一緒に戦ってくれるような選手が育ってほしいなと思います」
