初めての試合にチャレンジです。初心者から九州大会出場を懸けた小学生のテニス大会が長崎市で開かれました。九州大会の予選とジュニアテニスの普及を目的に開かれた40回目の「長崎少年少女テニス大会」には、小学1年生から5年生まで約100人が参加しました。
「きょう試合初めての人?はーい!おっみんな初めて!」
初めて試合に挑戦する児童もいる小学3年生の部シングルスには、男子11人、女子13人が出場しました。初心者向けに、コートは通常より約6m短い全長約18m、ネットの中央は10cm下げ、通常のボールよりも軟らかく跳ねにくいオレンジボールを使います。県テニス協会の審判から ルールやカウントの数え方などを教わりながら4ゲーム先取で試合を行いました。
1回戦に登場した長崎大学附属小1年の冨地鞠花さんは、テニスを始めて1年9カ月。将来の夢はテニスの選手か美容師です。将来の夢は薬剤師の戸石小1年の前川紗良さんはテニスを始めて1年。今回が初めての試合です。サーブを上からがんばる彩良さん。サービスエースで初ポイント!一方、去年のこの大会で1勝も出来ず、悔しい思いをした冨地鞠花さん。下打ちできっちりボールをサービスコートに入れ、4ポイント連取。うれしい初勝利です。
【長崎大学附属小1年・冨地鞠花さん】
「とてもうれしかったです」「サーブを打つところとか試合をしたりするところとかが楽しいです」
【戸石小1年・前川紗良さん】
「今度は絶対勝ちたいです」
決勝は同じクラブに通う諏訪小1年の中川未乃梨さんと喜々津小2年の川﨑暁乃さんが対戦。二人ともサーブやバックハンドなど練習の成果を発揮します。試合は、粘りのストロークをみせたひと学年年上の川崎暁乃さんがゲームカウント4-2で優勝しました。
【喜々津小2年・川﨑暁乃さん】
「楽しかった」「上からサーブがちょっとだけ入った」「初めての優勝だからうれしい」
【諏訪小1年・中川未乃梨さん】
「悔しかったけどここまでこられてうれしかった」
男子決勝は、ともに2年生で時津小の福海遥己くんと矢上小の三砂歩夢くんが対戦。福海くんが素晴らしいサーブを決めると、三砂くんはリターンエース!去年は、2回戦で敗退したテニス歴3年の三砂くんがストレートで優勝しました。
【矢上小2年・三砂歩夢選手】
「2年生で優勝できてすごくいい気持ちでした」「3年生になっても優勝したいです」
【時津小2年・福海遥己くん】
「悔しいから次は勝ちたい」「バックを頑張りたいです」
男女各上位4人が5月の九州大会に進む小学4年生の部。1セットマッチのシングルスに男子10人、女子9人が出場。女子決勝は、南島原市立有家小3年の五十嵐彩咲選手と長崎南山小3年の穐山愛実奈選手が対戦し、五十嵐が6-3で優勝。男子は、島原市立三会小3年の𠮷川圭亮選手が佐世保市立中里小3年の山高眞玄選手に6-4で競り勝ちました。
【島原市立三会小3年・𠮷川圭亮選手】
「6-4で競ったけど、優勝できてうれしかったです」「苦手な所に打ってチャンスボールを仕留めたいです」
【南島原市立有家小3年・五十嵐彩咲選手】
「サーブを打つこととつなぐことを意識して頑張りました」「ここで発揮したことを九州大会でも全部発揮できるように頑張りたいです」
「九州大会頑張るぞ!おー!」