
20日午前、平戸市で刃物を持った男が住宅に押し入り、金を要求する強盗未遂事件がありました。犯人は複数犯とみられ、現在も逃走していいます。
中嶋航大記者:
「事件は小学校に隣接する、あちらの住宅で発生しました。現在、警察官による現場の鑑識作業が進められています」
平戸警察署によりますと、20日午前9時半ごろ、男が刃物のようなものを持って平戸市志々伎町の住宅の玄関の扉をノックし、ドアを開けた20代の女性に対し、「金を出せ」と脅しました。
女性が「持っていない」と答えると、男はすぐに近くに止めていた車に向かいました。車のそばには、身長150センチほどの別の男がいたということです。
刃物を持っていた男は、後部座席に乗り込み、身長150センチほどの男が運転席に座り、市の中心部方向へ車で逃走しました。刃物を持っていた男の特徴は40代くらいで、身長160センチほど、黒のニット帽に白いマスク、黒のサングラス、黒の長袖、紺色の長ズボン姿でした。
逃走に使った車は、シルバーの軽乗用車とみられています。被害者の女性は犯人の男と面識がないということです。
現場周辺には志々伎小学校があり、平戸市は離島を除く市内の小学校13校と中学校6校の下校時間を早め、保護者に迎えを依頼するなどの対応を取りました。
小学生の保護者:
「(学校から)子どもたちは学校を施錠して安全に教室で過ごしていますという連絡が来ました。捕まらない限り夜も眠れない。心配ですね」
平戸署は、付近住民への聞き取りや防犯カメラ映像の解析を進めるとともに、周辺住民に不要な外出を控えるよう呼びかけています。